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Posted by ミリタリーブログ  at 

2008年02月26日

「ぐらぐら店長、空港へ行く。」③

第参話「葉書」

そして俺は空港へ行く事になった。

同じ週の金曜日の一時から、
警察の担当者立会いの下、荷物の初速を
計りに行く羽目になる。

警察・・・なんとも嫌な感じがする。
別に悪い事はまだしていない、万が一準空気銃
が確定しても、捕まる訳ではない。
ただ、その荷物が自分の手に入らず、商品代が
無駄になるだけだ。

翌日、店の母から不安げな声で電話が入った。
「税関から葉書が来たよ。」







こんな文面では事情を知らない人間からすれば、
心配するなと言う方が無理だろう。
だが、まだ法律に触れることをやっている訳ではない。

担当者が言うには、警察も弾速計は持ってくるが誤差が激しいので
自前でも用意するように言われたため、
知り合いにクロー二ーを借りる事にした。

その日の晩から、ネットで荷物の情報を検索し、外国の掲示板やレビューで、
箱出し初速350や380フィートなどと書かれているのを見つけ、
送り主に考え付くだけの悪態を心の中で付き、
自分の馬鹿さ加減を呪いつつ、
何とかならないものか懸命に頭をめぐらせた。



つづく

  


Posted by ぐらてん  at 23:46Comments(2)ぐらぐら店長、空港へ行く

2008年02月26日

「ぐらぐら店長、空港へ行く」②

第弐話「続・電話」

なんと言うことだ。
俺はHPの説明を鵜呑みにして、
取り説あるいはメーカーの公表値を確認するのを忘れていた。
(後にネットにて取り説をUPしている所を見つけた。)

「で、どうすればいいんですか?」
この後の選択肢は知っていた。
俺が言うか、係官の口から言われるかの違いだが、
とりあえず話を先に進めてもらう事にした、

「まず、警察で実銃の所持許可証とって貰って、経済産業省の
輸入許可とって貰えば、正式に通関できます。」
無茶な事を言う。

「または、経済産業省で武器の輸出許可とって貰えば、
相手に返品できます。」
準空気銃は武器なので一度国内に入ってしまうと、
返品するにも経産省の許可が必要になる。これも無理だ。

「あとは、来て貰って警察立会いで初速計って貰って、
法律に触れてないか確認するんだけど。どうしますか?」
これだ。
残された通関させる手立てが、
これしかないのは予習済みだった。
「はい。行きます。」

そして、俺は空港へ行く事になった。

つづく(かも)



  


Posted by ぐらてん  at 13:04Comments(0)ぐらぐら店長、空港へ行く