2008年03月02日
「ぐらぐら店長、空港へ行く。」④
第四話「空港」
その日は朝から快晴だった。
県内とはいえ、はじめて行く所なので、
早めに家を出る。
車に乗り込むと、後ろで子供が嬉しそうにはしゃいでいる。
金曜日に決まった時点で、どうせ空港に行くのならと子供たちは保育園を休ませて、
飛行機を間近で見せてやる事にしたのだ。
万が一通関しなくても、子供の笑顔は見ることができる。
プライスレス。
途中この時期特有の道路工事で、
イライラしながらも、空港のある半島に着く。
空港島には有料道路を通らないと入れないので、
できれば一区間で済ますつもりだったのだが、
途中の渋滞で時間が押していた。
しかたなく、一番近くのICから有料道路に入る、
これで何とか、約束には間に合いそうだ。
空港島に入ると旅客エリアとは逆の貨物エリアに入っていく。
軽1BOXに子供満載と、なんとも場違いだ。
貨物エリアは、まだ開港して間もないせいか、
不景気の成果は知らないが、空き地が目立つ。
貨物エリアのゲートをくぐり、程なく日本郵政の建物が見えた。
目的地はそこの2階だ。
日本郵政の裏の駐車場に車を入れると、12:55ほど、
そして、バッテリーや弾・マガジン・計測器等を手に持ち、
入り口の守衛に目的を告げると2階へ通じるエレベーターへと
案内された。
守衛に礼を言い、
エレベーターに一人乗り込み2Fのボタンを押すと、
扉が閉まり否が応にも緊張が高まる。
が、2階までなどあっという間である、
緊張を解す間もない俺をエントランスへと吐き出すとエレベーターは下へ戻っていった。
つづく
その日は朝から快晴だった。
県内とはいえ、はじめて行く所なので、
早めに家を出る。
車に乗り込むと、後ろで子供が嬉しそうにはしゃいでいる。
金曜日に決まった時点で、どうせ空港に行くのならと子供たちは保育園を休ませて、
飛行機を間近で見せてやる事にしたのだ。
万が一通関しなくても、子供の笑顔は見ることができる。
プライスレス。
途中この時期特有の道路工事で、
イライラしながらも、空港のある半島に着く。
空港島には有料道路を通らないと入れないので、
できれば一区間で済ますつもりだったのだが、
途中の渋滞で時間が押していた。
しかたなく、一番近くのICから有料道路に入る、
これで何とか、約束には間に合いそうだ。
空港島に入ると旅客エリアとは逆の貨物エリアに入っていく。
軽1BOXに子供満載と、なんとも場違いだ。
貨物エリアは、まだ開港して間もないせいか、
不景気の成果は知らないが、空き地が目立つ。
貨物エリアのゲートをくぐり、程なく日本郵政の建物が見えた。
目的地はそこの2階だ。
日本郵政の裏の駐車場に車を入れると、12:55ほど、
そして、バッテリーや弾・マガジン・計測器等を手に持ち、
入り口の守衛に目的を告げると2階へ通じるエレベーターへと
案内された。
守衛に礼を言い、
エレベーターに一人乗り込み2Fのボタンを押すと、
扉が閉まり否が応にも緊張が高まる。
が、2階までなどあっという間である、
緊張を解す間もない俺をエントランスへと吐き出すとエレベーターは下へ戻っていった。
つづく