2008年02月25日
「ぐらぐら店長、空港へ行く」①
第壱話「電話」
目的のHPを開くと、取引相手から指定された任意の英数字を、
キーボードから打ち込む。
ここ何日かの朝の日課だ。
「変化なしか・・・」
一人、苦虫を噛み潰したように顔で、
モニターの無機質な画面を睨みごちる。
取引を始めた時から感じていた漠然とした不安は、もはや確かな形を持った
予感へと変化しつつあった。
そして、意を決すると電話を手に取り表へ出る。
家族には聞かせられない・・・。
番号をダイヤルすると、程なく年配の女性が
電話口に出る
「はい、こちら日本郵便株式会社○○支店です。」
「スイマセン、荷物の事でお伺いしたいんですが」
「はい、番号をお伺いします」
「・・・・・・・・・・です。」
「・・・・・・・・・・ですね?少々お待ち下さい。」
しばし長閑な音楽が流れる、それに反して鼓動が
早くなっていく。
「お待たせしました。こちらの荷物は税関管轄で
まだこちらには到着しておりません。税関の番号お教えしましょうか?」
やはり、か。
予感は嫌な物ほどよく当たる。
「・・・はい、お願いします・・・。」
この先に待っている展開を考えるだけで、石でも詰め込んだかのように
胃の辺りが重くなるのを感じた。
気分を落ち着かせる為タバコに火をつけ、深く一息吸い込む、
ニコチンが少しだけ頭を軽くしてくれた気がした。
そして税関へ電話しトラッキングナンバーを告げると、
係官が電話に出る。
「担当の東山(仮名)です。葉書見ましたか?」
一瞬言葉が詰まる、
「いえ、葉書はまだ来てません。」
「えっ?じゃあなんで電話してるの?」
実は過去に税関から葉書を貰った事がある。
「荷物をPCで追跡してです。」
「そうなんですか、じゃあ葉書は無視しちゃってくださって
結構ですから。」
「わかりました。」
「で、どうしますか?まず所轄の警察署で・・・」
「待ってください。」
一気に話を進めようとする係官をさえぎるように、
疑問を発する。
「今回なんで止められてるのか分らないんですが?」
「え~と今回※※※買われましたよね?
その中の取扱説明書に110m/sって書いてあるんだけど、
これ準空気銃だよね?」
何を言っているんだ?この親父は?
「えっ?買った所のHPでは300Fpsってなってましたよ?
300フィートだと、90m/s前後ですよね?」
少し混乱気味に反論する。
「うん、HPに書いてあっても取り説なり紙に書いてあるほう信用せざるえないから。
そうするとこれ準空気銃で武器扱いになっちゃうんだよね。」
なんと言うことだ・・・。
つづく(嘘)
目的のHPを開くと、取引相手から指定された任意の英数字を、
キーボードから打ち込む。
ここ何日かの朝の日課だ。
「変化なしか・・・」
一人、苦虫を噛み潰したように顔で、
モニターの無機質な画面を睨みごちる。
取引を始めた時から感じていた漠然とした不安は、もはや確かな形を持った
予感へと変化しつつあった。
そして、意を決すると電話を手に取り表へ出る。
家族には聞かせられない・・・。
番号をダイヤルすると、程なく年配の女性が
電話口に出る
「はい、こちら日本郵便株式会社○○支店です。」
「スイマセン、荷物の事でお伺いしたいんですが」
「はい、番号をお伺いします」
「・・・・・・・・・・です。」
「・・・・・・・・・・ですね?少々お待ち下さい。」
しばし長閑な音楽が流れる、それに反して鼓動が
早くなっていく。
「お待たせしました。こちらの荷物は税関管轄で
まだこちらには到着しておりません。税関の番号お教えしましょうか?」
やはり、か。
予感は嫌な物ほどよく当たる。
「・・・はい、お願いします・・・。」
この先に待っている展開を考えるだけで、石でも詰め込んだかのように
胃の辺りが重くなるのを感じた。
気分を落ち着かせる為タバコに火をつけ、深く一息吸い込む、
ニコチンが少しだけ頭を軽くしてくれた気がした。
そして税関へ電話しトラッキングナンバーを告げると、
係官が電話に出る。
「担当の東山(仮名)です。葉書見ましたか?」
一瞬言葉が詰まる、
「いえ、葉書はまだ来てません。」
「えっ?じゃあなんで電話してるの?」
実は過去に税関から葉書を貰った事がある。
「荷物をPCで追跡してです。」
「そうなんですか、じゃあ葉書は無視しちゃってくださって
結構ですから。」
「わかりました。」
「で、どうしますか?まず所轄の警察署で・・・」
「待ってください。」
一気に話を進めようとする係官をさえぎるように、
疑問を発する。
「今回なんで止められてるのか分らないんですが?」
「え~と今回※※※買われましたよね?
その中の取扱説明書に110m/sって書いてあるんだけど、
これ準空気銃だよね?」
何を言っているんだ?この親父は?
「えっ?買った所のHPでは300Fpsってなってましたよ?
300フィートだと、90m/s前後ですよね?」
少し混乱気味に反論する。
「うん、HPに書いてあっても取り説なり紙に書いてあるほう信用せざるえないから。
そうするとこれ準空気銃で武器扱いになっちゃうんだよね。」
なんと言うことだ・・・。
つづく(嘘)
警察って、なんか大変な事なってません?
次の更新楽しみにしてます。また覗きに来ます。
別にたいした事じゃないんですよ?
誰でも通る道でしょう?
まァネタがないので、固ゆで風に書いてますが、
実話なんで落ちはないかもしれません、
あんま期待しないでくだしぃ。